2008年04月27日

明日朝、泡瀬に集合!

 仕事がたまりにたまって外出できないはずなのに、気がついたらシンポジウム「押しつけられた常識を覆す」にいました。私は心が弱いのでどうにも一人では以下のようなニュースには耐えられないので家にいたくなかったのです。

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「泡瀬 28日埋め立て開始」
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200804251700_04.html
沖縄総合事務局は25日、中城湾港泡瀬沖合の埋め立て事業について、
28日に護岸の内側を埋め立てる作業を開始すると発表した。
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今までだって埋め立ててたじゃない、というあなた。今までは護岸作りだったので少しずつ死ぬ生き物はいても(これだけだって許せないが)まだ窒息死する生き物の数は少なかった。でも明日からはぐるっと取り囲んだ外周に土砂を投入するという。これで決定的に今日まで生きてたスギノキミドリイシやリュウキュウキッカサンゴ、ハマサンゴ、トカゲハゼなどの大事な生き物たちが殺されてしまうことになる。今年は国際サンゴ礁年なのにサンゴを埋めて殺すなんてあまりにひどい。

シンポの会場にはやはり志同じくする人々がたくさんいた。だって泡瀬も辺野古も環境破壊の構図は同じ。泡瀬干潟自然の権利訴訟の原告のSさん、私の体調を気遣ってくれるKさん、見知った顔ばかり。若者から先輩方までさまざまな年代で席が埋まっていた。

シンポはとても興味深かったです。我部政明先生のお話が目からウロコ。今まで何百回何千回と聞かされた「軍事上、沖縄は必要」「地理的に沖縄でないと(基地は)だめ」というのが嘘だと言う。むしろ本土の方が国防上の基地の位置としては重要であると。では東京にでも持って行け、なんて言わないのが沖縄の人の良いところ。自分たちがさんざん受けた仕打ちをそのまま、あるいは何倍にもして返すなんて決して言わない。自分たちがつらかったから基地なんて世界のどこにも要らないよ、と言う。

というわけで、明日も一人では耐えられないという方は朝、下記の
場所へ!
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皆様

前川盛治・泡瀬干潟を守る連絡会事務局長

緊急抗議集会の案内です。
時:4月28日(月)午前8時半
所:泡瀬干潟、仮設橋梁前(泡瀬総合運動公園東駐車場前)
内容:トカゲハゼの繁殖期を無視した、事業者の4月28日工事
再開の暴挙を許すな。
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最後に偶然発見した2004年の前川さんの文章(西表リゾート訴訟時)をご紹介して本日の
エントリーを閉めることにします
http://www.geocities.co.jp/NatureLand/2032/new_026.html より

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2004年4月20日

 1997年4月14日、長崎県の諫早湾が干拓事業のために閉め切られ、広大な干潟とそこに棲む生き物たちが消滅しました。その日を、イノチを大切にすることを捉え返す大切な日とし、諫早干潟の回復や、各地の干潟・湿地の保全を進めていくための「干潟を守る日」としてきましたが、今年は全国で38もの団体が様々な催しを行いました。私が事務局長を引き受けている泡瀬干潟を守る会もおとといの日曜日、泡瀬干潟で観察会やコンサートなどを行いました。

 泡瀬干潟で楽しいときを過ごした数時間後、我々は辺野古沖におりました。なぜならその日、昨日のことですが、ボーリング調査が朝9時から予定されていたからです。「海の熱帯林」とも呼ばれ、生物多様性保全上極めて重要な生態系であるサンゴ礁を破壊し、引いては、サンゴ礁で生きる糧を得ている、ジュゴンを始めとする様々な生き物が死んでいく、ということで、地元のおじい、おばあが「何としても止めさせたい」という声をあげていましたから、とてもじっとしていることはできなかったのです。「身を海に投げてでも、調査を中止させたい」というおばあの声が、胸の深いところに届き、何としても止めさせなければ、という思いがますます強くなります。あの、「ギロチン」をもう二度と許したくはありません。これ以上、イノチがむざむざと人間の愚かな判断によって奪われるのを見たくはありません。

 泡瀬で、辺野古で、イラクで・・・西表で起きていることは、すべてつながっています。


生きとし生けるもののイノチを軽視するという人間の愚かな態度がすべての場所で共通しています。この愚かな行為の目撃者にはなりたくありません。そうではなく、人間がより優れた判断のできる生き物として立ち現れる、そこに介在していたい、そこに共にありたい、そう強く願います。

 以下に、全国のみんなで頭をひねって作成した「干潟を守る日2004宣言」を読み上げたいと思います。最後に、泡瀬干潟の問題を取り上げていますが、これは、辺野古、西表につながるものとして、聞いて下さい。それでは、読み上げます。

干潟を守る日2004宣言

諌早湾がギロチンのように閉め切られてから、7年目の春を迎えました。変わり果てた風景を固定化しようとする農林水産省の理不尽な干拓工事が続けられていますが、干潟復元や有明海の再生を目指す、漁民、市民、研究者、弁護士たちのたたかいも、大きな山場を迎えています。

一方、“そこなわれた自然をとりもどす”ことをめざした「自然再生推進事業」が、全国各地で、姿をあらわそうとしています。その試金石として注目された釧路湿原や東京湾三番瀬からは、喜びや期待の声よりも、不安と警戒の声が強く聞こえてきます。これまで、全国の公共事業の多くは住民から身近な自然を奪い、自治体の財政を圧迫し、未来に暗い影を落としてきました。そのような開発の過ちが真に反省されないまま、自然の再生につながるのか疑わしい事業が「自然再生」の名のもとに進められ、批判的な力さえ、そこに巻き込まれ加担させられてしまう、あらたな「事業開発」の仕組みが作られつつあるようです。

今、世界に広がっている凄惨な殺戮といのちの軽視、その原因を作ってきた「力は正義」とする理不尽な暴力に、自分たちの思いや願いとは裏腹に加担させられている社会の現実とも重なります。

ただ、私たちには確かなものがあります。
目の前に広がる、かけがえのない干潟や海、その自然につながっているいのちの営みです。
どんなに壊され、汚され、痛めつけられてはいても、したたかに営みを繰り返している、いのちのつながりと、そのはたらきの大切さを知り、いつまでも守り伝えたいと願う人の輪が、確実に広がっている事実です。

現象のおおもとを見通す曇りなき眼と、次代を想う熱い心のつながりが私たちの力です。時間をかけて地球のいのちが創り上げてきたものと、そこに生かされている私たちであることを想い、「過ちは正される」道理が世界に通されるよう、私たちは力を尽くします。

干潟・湿地から社会と世界を見つめ直そう!
そして、つながっていこう!

泡瀬干潟では、昨年以来、海草のホソウミヒルモ、ヒメウミヒルモ、海藻のリュウキュウズタ、貝のニライカナイゴウナ、オボロヅキ、オサガニヤドリガイ、スイショウガイ、カニのオキナワヤワラガニ等新種の可能性のある貴重種・重要種が相次ぎ発見されています。泡瀬干潟の種の多様性、貴重性を改めて証明しています。ラムサール条約事務局等からも保全が要請されているこの貴重な干潟が、市民合意もないまま、また合理性のない理由で埋立が推進されています。琉球諸島を世界自然遺産に登録しよう、沖縄をエコツーリズムの拠点にしよう、という動きがある中で進めら「海の熱帯林」とも呼ばれ、生物多様性保全上極めて重要な生態系であるれる自然破壊を許すことはできません。泡瀬干潟埋立の「回避・代替・中断・中止」を求め、運動を広げていこう。

(2004年4月18日日本湿地ネットワーク  SEA泡瀬干潟を守る行動実行委員会)

 最後にひとこと。泡瀬干潟も辺野古も西表もみなが手をつなげば守れます。みなさん、手をつなぎましょう。そして、子どもたちに最高のプレゼントを残しましょう。
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