いよいよ明日

さめ

2009年01月14日 13:55

明日15日に泡瀬干潟の第1期工事区域内に土砂が投入されます。護岸で囲まれた生き物たちを生き埋めにする日が来てしまいました。泡瀬干潟を守る連絡会は明日朝抗議行動を行います。 中城湾東埠頭前に朝8時集合です。お時間のある方はぜひお願いいたします!

集合場所:http://awase.net/maekawa/shuukai.pdf

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関連サイト:
中城湾出張所HP(国)に15日より浚渫開始土砂投入という告知
http://www.dc.ogb.go.jp/nakagusukuwankou/
http://www.dc.ogb.go.jp/nakagusukuwankou/pdf/20090114.pdf
朝9時 浚渫船2台により浚渫、午後3時 運搬船4台に積み浚渫土砂投入という手順で行うそうです。
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今日のインターネットニュース「南西諸島最大の干潟が埋め立ての危機に(前屋 毅=ジャーナリスト)」の最後の部分を転載します。
深く同意するとともに、昨年の国際サンゴ礁年が終わってたった15日しか経っていないのにこのようなことが行われるのを見ていて平気という関係者がいったい何を考えているのかわかりません。埋め殺されるサンゴと移植に使うサンゴ、埋め殺される泡瀬のサンゴと石垣島のサンゴは別物なのですか?スルーで良いのでしょうか?ポスト国際サンゴ礁年のアクションとか言う方はまずこれを何とかして欲しいと思います。
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住民を無視しているのは沖縄県や沖縄市だけではない。2008年12月17日、超党派の国会議員連盟「公共事業チェック議員の会」(会長・鳩山由紀夫民主党幹事長)は事業者である内閣府に工事中止を求めたが、内閣府は「環境にまったく影響を与えないようにすることは不可能だ。環境アセスは順守する」とはねつけた。

 さらに内閣府は、2009年1月には第1期埋め立て工事を予定どおり実行し、干潟への浚渫土砂投入を始める意向を示している。裁判の結果にさえ耳を傾ける姿勢がない、というわけだ。住民無視、国民無視の姿勢でしかない。もはや、「裸の王様」以外の何者でもない。

 那覇地裁の判決が指摘したように、この泡瀬干潟の埋め立て事業を強行したところで沖縄県や沖縄市の「経済的合理性」につながる可能性は低い。当初の計画はリゾート開発だが、バブルが崩壊して全国でリゾート構想が破綻してしまっている現在、その構想に将来性はないからだ。だからこそ沖縄市も計画の見直しを表明しているわけだが、具体案は提示されないままである。埋め立てても、それを有効活用できる、経済的合理性のある構想が見つからないからだ。

 このままでは、何にも利用されない人工島だけがポッカリと出現するだけのことになりかねない。高速道路はつくってみたものの、それを利用する車はごくわずか、という公共事業の失敗を重ねるだけにしかなりかねないのだ。貴重な自然を壊し、多額のツケを後生に残しながら、結果がそれでは泣くに泣けない。

 目先だけのバラまきで一部の業者を一時的に潤わせて人気取りをするだけの姿勢は、国も県も市も見直すべきである。同じ489億円という巨額な資金を投じるなら、もっと経済的合理性のある、そして自然と共存できる方策を時間をかけてでも模索すべきである。その努力さえできないというのなら、即刻、退場したほうがいい。
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追記:
明日10時ごろ衆議院第2議員会館前で講義行動を行ないます。多くの皆様の参加をお願い致します。12日の銀座デモに引き続いての行動です。東京近郊にお住いの方は是非ご参集下さい。
                       
問い合わせ:泡瀬干潟大好きクラブ(水野さん)
 090-1944-0345,club(*)awasedaisuki.com

メールは*を@に変更して送ってください。
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明日(15日)報道予定:
読売新聞、朝日新聞、NHK,TBS news23から取材問い合わせが来ているので要チェック!