生き物たちの供養_泡瀬干潟1/25
今日は泡瀬干潟に生きていた生き物たちのための供養を行いました。KEN
子さんのエントリ【泡瀬】本日の供養仏事と2/2「世界湿地の日」 、ほこぴーさんのエントリ
埋め立てられた泡瀬の生きもの達の供養式参照。
お坊さん達の思いで行った仏事に私たちが参列させていただいたという形でした。朝8時、昼12時、夕方6時の3回行いました。
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【お坊さんが読み上げた「表白」(ヒョウバク)】
「本日ここに泡瀬干潟の埋め立て工事に伴い失われていく、すべての生き物たちの「いのち」の供養にあたり、縁ある人々が集い、その生き物たちを偲びつつ、真実のみ教えに出遭う、仏縁を結ばれんことをねがい、その思いを申し上げさせていただきます。
それよくよく案ずれば、私たち人間は果てしない欲望により、限りなく便利で快適な生活を求めております。私たちのいのちのために生きとし生けるものを採取し、我々の血肉となるだけではなく、それ以上のものを常に殺し、生活しています。また、少しでも便利になるならば、不必要に自然までも壊しつづけ、昨今は終にその影響が如実に現れつつあります。
いま、ここ泡瀬干潟においては、わたしたち人間のいたらぬ知恵をもって、多くの生きものを殺しております。その加害者の一人として、また仏様から「すべてのいのちは尊い」と教えられ、その教えを生きようとするものとして、ここに懺悔し、この埋め立て事業によって失われるいのちを弔う儀式を執り行います。
願わくは、仏陀が教える「私たちはこれ以上貪る必要がなく、足りていることを知れ」といういのちの教えに耳を傾け、いまを生きる者として、何を願っているのかをあらためて問い、この果てしない欲求を追い求める生活の中で、真実の生き方を回復したいものです。
今、このときに当たり、失われていくいのちを供養し、私たち人間が生き物たちから願われていることに耳を傾け、すべての生き物を救いたいという阿弥陀仏の本願をよりどころとして、その深い願いに生きることを誓います。敬って白す。
2009年1月25日 沖縄東本願寺 -
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お供え用の仏壇 仮設橋梁の入り口で供養を行いました。
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来週2/1は精霊流しを行います。多くの方のご参加をお待ちしています。
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精霊流し(干潟で死滅する生き埋めにされた生き物の追悼)
開催日: 2月1日(日)10時集合、11時開始
*当初13時からを設定していましたが潮の都合により時間を変えました(1/27)
主催:泡瀬干潟を守る連絡会
概要:1/15に強行された埋立工事のための土砂投入により死んでしまった生き物達を弔う意味と、今後の反省と再生の気持ちを込めて、沖縄式の精霊流しを行う。埋立のニュースに心を痛めている人達が「何かできることは?」と考えてくれている今こそ、今生きている生き物たちを更に慈しむ気持ちを育んでもらいたい。
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