2008年11月15日

泡瀬干潟関連 NEWS(11/15)

2008年4月に護岸でぐるっと取り囲まれ、閉じ込められてしまった泡瀬干潟の第一期区域内のサンゴ群集とそこに生きる貴重な生き物たち。これまでの事業者側の説明では「サンゴの被度が10%以下であるから埋め立てる」とのことでしたが、私達の主張が少しは届いたのかサンゴの存在は認められ、その海域のサンゴを先日移植したそうです。ただし、護岸でぐるりと囲まれてしまい半年ほど時間が経っているのでいったいどれ位のサンゴが生き残っていたのか、その中のどの程度移植したのか等々の詳細(泡瀬干潟を守る連絡会が要望してきたこと)が全く明らかにされていない状態です。移植に際して住民や泡瀬干潟を守る連絡会への事前の通知はありませんでした。また移植に際してどこかのNPOが関与したらしいのですが、どこの団体なのかその名は明らかにされていません。

◆事業者が一期工事区域内のサンゴの一部を移植しています。
 HPに詳細があります。ご覧下さい。
 http://awase.net/maekawa/sinindex.htm

◆泡瀬干潟裁判判決公判
 
 4月に最終弁論が行われた泡瀬干潟裁判ですが、やっと判決が出ることになりました。

 時間:11時(事前集会10時半)
 場所:那覇地方裁判所


◆イベントのお知らせ


11月23日(日) シンポジウム「これでいいのか?泡瀬干潟埋立!」
         ~09年1月から始まるサンゴの生き埋めを中止させよう~

   17:00~(入場無料/資料代500円協力お願いします!!)
   5時:泡瀬干潟の映像(小橋川共男、その他)
   5時半:韓国ラムサール条約会議参加報告(映像)
   6時:開演~専門家の分かりやすい説明とかライブとか!
     ラムサール条約会議で発表した岡田和樹氏(ゆりかご王子;
     広島県、ハチの干潟の保全運動家)のスピーチもあるよ♪
   場所:沖縄市産業交流センター
   (泡瀬漁港内、パヤオ販売店隣、電話:098-929-1166)
   共催:日本自然保護協会、WWFジャパン、JAWAN、泡瀬干潟を守る連絡会


ウェブ署名の新しいサイトです。
 注意!前回とサイトが変わっています

http://www.shomei.tv/project-198.html

前回の分、紙媒体でいただいたものと足し合わせて提出します。
前回は3,336筆いただきました。
締め切りは12月末日です。
引き続きご協力よろしくお願いいたします!




Posted by さめ at 01:02│Comments(4)
この記事へのトラックバック
 またまた大仰なタイトルを付けてしまったが,記事の趣旨は「言論の自由にもいろいろある」ということを言いたいのではない.「言論の自由」の「運用」に関する問題を議論したいので...
「言論の自由」とは何か(1)【アルバイシンの丘】at 2008年11月17日 01:40
◆その1◆ 泡瀬干潟「自然の権利」訴訟 判決公判  日時:11月19日(水) 午
泡瀬干潟関連のお知らせ 裁判・シンポ・写真展【こあらいふ】at 2008年11月17日 17:52
この記事へのコメント
過去にあった八重山の強制移住は,結果,沢山の人間の命を奪いました。今回のサンゴ移植も同じ経緯を辿るのではないでしょうか。
サンゴの幼生が,そこがいいと思い,定住を決めた場所です。
人間が人間の思考で移植を行っても,微妙な自然のバランスを新たな場所で再構築することは不可能です。
対処療法では,解決できません。
今回の移植については,赤土流入の海のように不透明です。
何故,主となり活動を続けてた「泡瀬干潟を守る連絡会」に全く連絡が無いのでしょうか。非常に不可解なことです。世論を見せかけだけのサンゴ移植で煙に巻こうと考えているのでしょうか。
真摯な態度を見せない限り信用できません。
前回の戦争で日本とドイツは敗戦国となりました。
しかし,戦後ドイツは,正々堂々と戦後処理を行いました。
現在は,リサイクルの先進国としても環境保護に熱心です。
日本国はどうでしょうか。やはり不透明です。
私は,自信をもって日本人ですと言えません。
今年2008年は国際サンゴ年としてサンゴの保護を全世界的に推進する年です。その年に日本はサンゴ礁を埋め立てたのです。
そして,まもなく完全に埋め立てて証拠を消そうとしています。
Posted by 有光智彦 at 2008年11月17日 08:42
さめさん! おめでとう! ひとまず、喜んじゃう!
次の裁判官さんも自分の良心に恥じない(神仏の前で胸張っていられる)判断をしてほしいなあ!
                        
Posted by ちろ at 2008年11月19日 20:31
さんごの移植?

最近取り組みだしてまだ確固たる移植が成功するという保障も前例もないのにどこがやったのでしょうかね?
(珊瑚の移植が行えるというNPOや団体や企業がいるなら知りたいです。  私が知る限りそんな所は無いです!! )


「珊瑚を動かしたから大丈夫!」・・・って。

明らかに海の事を何にもわかっていない無知な人の意味の解らない解答にしか私には見えませんね。

※公的事業なのですから資料は公にすべきです。
Posted by うみうさぎうみうさぎ at 2008年11月20日 02:09
有光さま

サンゴの移植についてはまったく同感です。
まだ確立されていない技術にでも頼らなければいけない場面は生じるでしょうけど、泡瀬干潟の場合はまったく異なります。

ちろさん
応援ありがとう!
次の裁判官さん、誰なんだろう?

うみうさぎさま

>「珊瑚を動かしたから大丈夫!」・・・って。

まず県知事・沖縄市長・内閣府・環境省などのみなさんにお引越ししていただきたいです。普天間基地の隣にでも。
その上で「動かしたから大丈夫」っていうならば説得力も出てきましょう。
Posted by さめ at 2008年12月21日 20:45
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