2009年03月23日

願・予算削除

来年度の泡瀬干潟の埋め立て工事用の予算はまだ削除されていません。25日の県議会本会議にて無事、削除されるよう、応援してください。

以下、泡瀬干潟を守る連絡会が出した声明文です。関連情報は泡瀬干潟を守る連絡会blog
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2009年3月23日
緊急声明

沖縄県議会・予算特別委員会での泡瀬埋立予算の修正案の採択の英断を支持し、引き続き本会議での修正案の採択を期待する

泡瀬干潟を守る連絡会  共同代表 小橋川共男  漆谷克秀
連絡先 090-5476-6628(前川盛治・事務局長)、住所:沖縄市字古謝1171-3 コーポMK 1階  電話・FAX 098-939-5622

 私たち、泡瀬干潟を守る連絡会は、本県議会において、泡瀬埋立関連の予算の削除を要請してきた。その要請もあって、今日、予算特別委員会で野党提出の修正案が可決されたことは、画期的なことであり、委員会の英断を支持し、引き続き本会議での修正案の採択を期待するものである。
 私たちが、泡瀬埋立関連の予算の削除を要請した理由は、下記の通りであった。
1.08年11月19日、那覇地裁で泡瀬埋立事業について「経済的合理性がない、沖縄県・沖縄市は今後公金を一切支出するな」の判決が下されたこと。
2.沖縄市は、現在第一期区域の土地利用計画の見直しを進めており、案が出来るのは平成22年2月頃であり、その後沖縄県・国と調整することになっている。現在、土地利用計画はなく、埋立事業の推進は、公有水面埋立法・地方財政法・地方自治法に違反すること。
3.沖縄県の埋立事業の主な目的は「埠頭用地造成」であるが、現時点で沖縄市の土地利用計画がない中で、埋立事業を推進することは、公有水面埋立法・地方財政法・地方自治法に違反すること。
4.泡瀬干潟は生物多様性の宝庫であり、ラムサール条約登録湿地に登録する基準を満たしており、世界的にも保全が要請されていること。
5.国の埋立事業の目的は、新港地区特別自由貿易地域のための東埠頭の整備のため、浚渫土砂の処分場を泡瀬干潟に造成することであるが、FTZ構想そのものが破綻しており、国の目的に緊急性・合理性もないこと。
 以上の私たちの要請の趣旨が理解され、予算特別委員会で野党の修正案が可決されたことは、今後、泡瀬干潟埋立事業の中断・中止につながるものと期待するものである。
 泡瀬干潟の問題は、08年11月19日那覇地裁判決や09年1月15日の浚渫土砂埋立で、全国的な問題になり、全国の自然保護を求める人々が注目している。別紙の緊急声明の通り、「ラムサールCOP10のための日本NGOネットワーク」や「よみがえれ!有明訴訟弁護団」も予算特別委員会の修正案採択を支持し、本会議での採択を期待している。
 今世界は、自然との共生、生物多様性の保全、地球温暖化の防止の時代である。沖縄県議会での、新たなヤンバル林道建設・泡瀬干潟埋立の予算削除が、この世界的な流れに沿うものであり、世界的にも大きな意義がある。
 私たちは、25日の県議会本会議でも、修正案が可決されることを期待する。
                                             以上



Posted by さめ at 13:04│Comments(0)
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