2008年05月10日

泡瀬の絵本 祝賀会

小橋川共男「隅谷三喜男賞」受賞  「写真絵本・こんにちは泡瀬干潟」出版 記念祝賀会に行ってきました。

参考:写真絵本


司会のKEN子さん。ぶれた写真しかなくてゴメン・・・

お料理は白保から取り寄せたお魚と泡瀬で取ったもずくの天ぷら、アーサ汁、サルボウガイ、スーナ(オゴノリ)などおいしい海の幸がたくさんありました。料理はすべて泡瀬干潟を守る連絡会の手作り。

また芸達者な泡瀬干潟を守る連絡会のみなさまにもびっくりです。幕開けは前川さんを含む数名の男性がカヂャディフウ節で始まりました。そして女性メンバーによる琉舞。小橋川さんの泡瀬干潟映像紹介。


カヂャディフウ節(泡瀬干潟のオジー達)。ずいぶん若いオジーです・・・


次は泡瀬干潟のオバー達による琉舞。こちらもオバーの年齢に達してないような方々ばかり。


泡瀬で採れたサルボウガイ


白保で採れた魚、泡瀬で採れたモズク&アーサ


そして近藤裕美さん、凡子さんによるライブ、KEN子さんのマル秘DVDの披露が続きます。


凡子さん


かわいらしい嘉陽親戚子供会による子供エイサー(三線の花)

お祝いのスピーチもさまざまな方からありました。白保からいらした方、絵本読み聞かせの桑江テル子さん、池宮弁護士、画家の宮良瑛子さん、彫刻家の金城実さんと幅広く、小橋川さんが昔、白保の戦いにかかわってらしたころからの友人知人が一同に会したという感じでした。


主役なのになぜか最初から最後まで走りまわっていた小橋川さん

心がいくつあっても足りないほど悲しいことが続いている、働き者の泡瀬の連絡会の方々が少し息抜き出来たならいいなと願っています。
  

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2008年05月04日

事業者が実行可能な範囲内で、とは?

5/1、浦添の埋め立て計画の準備書に関するアセス審査会に行ってきました。昨年12月に意見書を出した件です。
準備書自体がすでに「事業者が実行可能な範囲内で」「実行可能なより良い技術」「適切な」「必要に応じて」等、何を指しているのか、責任の所在がどこにあるのか、根拠や説明に乏しい表現を文中にちりばめているのが目立つ文書で、単に分厚いだけで内容に乏しいものです。

さすがに「事業者の実行可能な範囲内で」というのは審査会の先生の逆鱗に触れたようで指摘されていました。でもそこで開き直るいであ社員「それは法律用語なのでついそのまま使ってしまいました」
・・・・・・・・・・・
返事にもなっていません。それで良いと思う人が問題です!沖縄の大事な自然環境を法律用語で壊さないでくださいねっ!

事業者の実行可能な範囲内という言葉、どうも「ボクだって一生懸命やったんだもん。でも10点しか取れなかった」という小学生のような言い訳が頭に浮かび、やな感じです。

さて、話変わって、明日、時間がある方は泡瀬干潟にGO!

[泡瀬干潟・湿地を守る日2008]
ちらしはここ→ http://www.awase.net/maekawa/54shuukai.pdf

1、主催団体名  泡瀬干潟を守る連絡会
2、イベント名  世界の宝・泡瀬干潟、サンゴの生息地を埋めてもいいの?
3、日時  2008年5月4日(日)、12時~18時
4、場所  ミナミコメツキガニの浜(沖縄市ITワークプラザ前、泡瀬通信基地南の浜)
5、参加費  無料
6、問い合わせ先   事務所098-939-5622 事務局携帯090-5476-6628
7、イベント紹介
  新種・貴重種続々発見の場、世界の宝・泡瀬干潟、サンゴの生息地の埋め立てSTOP。クビレミドロ・ミナミコメツコガニなどの観察、人の輪、集会、コンサート、中学・高校・大学生参加のビーチ祭があります。泡瀬干潟で採れたアーサの天ぷらもあるよ。
8、参加に事前申込みは不要です。
9、少雨決行です。
10、イベント紹介
新種・貴重種続々発見の場、世界の宝・泡瀬干潟、サンゴの生息地の埋め立てが進行しています。目的は隣接する新港地区のFTZの港・航路の浚渫土砂処分場造り(国の目的)、埋立地を海洋リゾート地として活用する(沖縄県・市の目的)ことですが、二つの目的は破綻しています。沖縄市長は、「検討会議」の報告をもとに、市民の意見を聞き、「埋立の是非を判断する」としていましたが、昨年12月5日、「一期容認・二期困難」を表明し、埋立工事が加速されています。工事が進行しているから止められない、というのが主な理由ですが、理由になりません。事業が90%近く進行しても、守ることが大切であるため、中止された例は沢山あります。これから2~3年かけて、需要調査、計画・事業の見直しをするとしていますが、そうであれば、工事を中断して、抜本的な見直しをするのが行政のあるべき道筋ではないでしょうか。私たちは、泡瀬埋立事業について、埋立中止、当面は、「一期工事中断、事業の抜本的見直し、二期工事中止」を強く求めています。
市民・県民のご支援・ご協力をお願いいたします。
  

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2008年04月29日

2008.4.28の泡瀬干潟

長い悲しいなかなか終わらない1日だった(悲しいことが多いと「である」調になってしまいます)。朝8:30に泡瀬干潟の仮設橋梁前に集合。昼間は仕事をして、夜、泡瀬干潟を守る連絡会の定例会に出席し30分ほど前に帰宅したばかり。

泡瀬の集会は沖縄タイムズに報じられた通り;

「完成早く」「不当事業」/推進・反対両派が集会
 「一日も早い完成を」「不当な公共事業だ」。泡瀬沖合の埋め立て事業が通年工事として始まった28日午前、事業の推進、反対両派は、埋め立て地につながる仮設橋梁入り口でそれぞれ集会を開いた。

 泡瀬地域の住民らでつくる推進派団体「プライド泡瀬」の當真嗣蒲会長は「視察や事業者の説明を通して、環境に十分配慮された工事と分かり、通年工事を歓迎している。長年の夢である人工島がスポーツのメッカとなるような施設を誘致したい」と完成後の発展を期待した。

 泡瀬干潟を守る連絡会の小橋川共男共同代表は「トカゲハゼの産卵時期に工事をしない約束にもかかわらず、独断で再開するのは暴挙だ。既成事実を積み上げようとしている国に対して怒りを感じる。県民のよりどころである自然を壊すことは、観光資源を失うことにもなる」と工事の中止を求めた。

埋め立て海域の図を用いてQABがわかりやすく示している。
◆泡瀬干潟 埋め立て事業 加速

理解が出来ないのは埋め立て推進派は心から彼らの発する言葉を信じているらしいということ。これはお金をつかまされて出来るような発言ではないという印象を受けた。先週の泡瀬干潟の訴訟の最終弁論でも被告人たちが妙に無表情なのが気にはなったものの、それは「仕事だから仕方ない。30分黙っていれば嵐は過ぎる」と思っていたとも受け取れる。でも今日の推進派集会の人々は異なるような。心から人工ビーチを望んでいる人々にどのような言葉で干潟の大切さ、命の大切さを伝えればいいのか私にはわからない。


埋め立て推進派


泡瀬干潟を守る連絡会を中心とする、この海域の埋め立て反対の立場である県民たち1


泡瀬干潟を守る連絡会を中心とする、この海域の埋め立て反対の立場である県民たち2


最新の世論調査の結果(4月上旬のアンケート結果)。圧倒的に反対が多い。


仮設橋梁ゲート前


この埋め立て事業の真意。「土砂処分場」。これが大事な干潟の生き物たちを殺す理由になるのである

ここで思い出すのは諫早湾問題。1つ前のエントリーで紹介した前川さんの陳述書にもある、1997年4月14日、長崎県の諫早湾が干拓事業のために閉め切られ、広大な干潟とそこに棲む生き物たちが消滅した、である。そして、何か新しいニュースはと思い検索してみたら「2007年12月22日、全長8.5kmの諫早湾干拓堤防道路が開通」とある。この問題はずっと気にとめていたはずなのにちょっと目を話したすきに。。

それにしても諫早の大きな失敗から何も学んではいない日本という国はどうかしているのではないか。その間に庁から省に格上げされた環境省はいったい何をしているのか。今年だけのことをとっても片方で国際サンゴ礁年をうたいサンゴ保護を唱え、もう片方でサンゴを生き埋めにするという支離滅裂さである。「あそこは予算が少ないから」と知った風な口を効く人もいるが、そういうことを言う人たちの常識こそ疑いたい。国の環境を守るためにある省であるべきなのに。

参考;「目的不明の干拓事業で壊滅的打撃 諫早湾」長崎県・諫早湾と諫早干潟の環境保全

この辺が自分の身近(いかなるスケールであれ)な出来事に思いをかけられる’限界’なのであると思う。どんなに当事者意識を持っていても1日24時間でできることは限られてくる。従って自分の身近でより大変なことが起こった場合には優先順位が低いものは切り捨てざるを得ない。

それは小さな沖縄島の中にいても同じこと。辺野古で問題が持ち上がると泡瀬干潟に目がいかなくなり、その逆もしかり。
距離のある辺野古がとても遠いときもあり、逆に新聞等で報じられることが少ない泡瀬の方に目が行き届かない場合もある。後になって、あのときすぐああしていれば、と思うことが多い。しかし、それは個人の能力の限界ややる気のなさではないとも思う。今日は辺野古、明日は泡瀬、背後で浦添の開発を進める、、、というように限られた時間ではとても追い切れないほどの理不尽な仕打ちがあちこちで行われているということである。

しかしながらそういった状況であれ繰り返し自分に言い聞かせるのは「現場を見ること」である。報道を通じわかったような気になることでも、自分の目で見ない限りそれは確かではない。現に、諫早の道路が開通したと聞いても写真を見ても、私には地元の人たちの目にうつる風景がどのように変わり、また、どのような不便を強いられ、何か便利になったのかどうか、その辺がわからない。
インターネットの普及により遠方にいてもわかることが増えてきた。そして本当はわかっていなくてもわかったような気になることも簡単にできる場合も多い。でも現場に足を運ぶことが何より大切である・・・。でもたまに足を運んだくらいでは現地の人の悲しみまでもは到底わかるものではない。

今日は泡瀬干潟の仮設橋梁を初めて見てその大きさに驚き、この先、いったいどれほどの悲しい場面が待っているのかと思うとやり切れない思いです。本当は毎日でも泡瀬干潟に、そして辺野古(大浦湾)に、通いたい思いを抱えつつ・・・

  

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2008年04月27日

明日朝、泡瀬に集合!

 仕事がたまりにたまって外出できないはずなのに、気がついたらシンポジウム「押しつけられた常識を覆す」にいました。私は心が弱いのでどうにも一人では以下のようなニュースには耐えられないので家にいたくなかったのです。

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「泡瀬 28日埋め立て開始」
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200804251700_04.html
沖縄総合事務局は25日、中城湾港泡瀬沖合の埋め立て事業について、
28日に護岸の内側を埋め立てる作業を開始すると発表した。
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今までだって埋め立ててたじゃない、というあなた。今までは護岸作りだったので少しずつ死ぬ生き物はいても(これだけだって許せないが)まだ窒息死する生き物の数は少なかった。でも明日からはぐるっと取り囲んだ外周に土砂を投入するという。これで決定的に今日まで生きてたスギノキミドリイシやリュウキュウキッカサンゴ、ハマサンゴ、トカゲハゼなどの大事な生き物たちが殺されてしまうことになる。今年は国際サンゴ礁年なのにサンゴを埋めて殺すなんてあまりにひどい。

シンポの会場にはやはり志同じくする人々がたくさんいた。だって泡瀬も辺野古も環境破壊の構図は同じ。泡瀬干潟自然の権利訴訟の原告のSさん、私の体調を気遣ってくれるKさん、見知った顔ばかり。若者から先輩方までさまざまな年代で席が埋まっていた。

シンポはとても興味深かったです。我部政明先生のお話が目からウロコ。今まで何百回何千回と聞かされた「軍事上、沖縄は必要」「地理的に沖縄でないと(基地は)だめ」というのが嘘だと言う。むしろ本土の方が国防上の基地の位置としては重要であると。では東京にでも持って行け、なんて言わないのが沖縄の人の良いところ。自分たちがさんざん受けた仕打ちをそのまま、あるいは何倍にもして返すなんて決して言わない。自分たちがつらかったから基地なんて世界のどこにも要らないよ、と言う。

というわけで、明日も一人では耐えられないという方は朝、下記の
場所へ!
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皆様

前川盛治・泡瀬干潟を守る連絡会事務局長

緊急抗議集会の案内です。
時:4月28日(月)午前8時半
所:泡瀬干潟、仮設橋梁前(泡瀬総合運動公園東駐車場前)
内容:トカゲハゼの繁殖期を無視した、事業者の4月28日工事
再開の暴挙を許すな。
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最後に偶然発見した2004年の前川さんの文章(西表リゾート訴訟時)をご紹介して本日の
エントリーを閉めることにします
http://www.geocities.co.jp/NatureLand/2032/new_026.html より

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2004年4月20日

 1997年4月14日、長崎県の諫早湾が干拓事業のために閉め切られ、広大な干潟とそこに棲む生き物たちが消滅しました。その日を、イノチを大切にすることを捉え返す大切な日とし、諫早干潟の回復や、各地の干潟・湿地の保全を進めていくための「干潟を守る日」としてきましたが、今年は全国で38もの団体が様々な催しを行いました。私が事務局長を引き受けている泡瀬干潟を守る会もおとといの日曜日、泡瀬干潟で観察会やコンサートなどを行いました。

 泡瀬干潟で楽しいときを過ごした数時間後、我々は辺野古沖におりました。なぜならその日、昨日のことですが、ボーリング調査が朝9時から予定されていたからです。「海の熱帯林」とも呼ばれ、生物多様性保全上極めて重要な生態系であるサンゴ礁を破壊し、引いては、サンゴ礁で生きる糧を得ている、ジュゴンを始めとする様々な生き物が死んでいく、ということで、地元のおじい、おばあが「何としても止めさせたい」という声をあげていましたから、とてもじっとしていることはできなかったのです。「身を海に投げてでも、調査を中止させたい」というおばあの声が、胸の深いところに届き、何としても止めさせなければ、という思いがますます強くなります。あの、「ギロチン」をもう二度と許したくはありません。これ以上、イノチがむざむざと人間の愚かな判断によって奪われるのを見たくはありません。

 泡瀬で、辺野古で、イラクで・・・西表で起きていることは、すべてつながっています。


生きとし生けるもののイノチを軽視するという人間の愚かな態度がすべての場所で共通しています。この愚かな行為の目撃者にはなりたくありません。そうではなく、人間がより優れた判断のできる生き物として立ち現れる、そこに介在していたい、そこに共にありたい、そう強く願います。

 以下に、全国のみんなで頭をひねって作成した「干潟を守る日2004宣言」を読み上げたいと思います。最後に、泡瀬干潟の問題を取り上げていますが、これは、辺野古、西表につながるものとして、聞いて下さい。それでは、読み上げます。

干潟を守る日2004宣言

諌早湾がギロチンのように閉め切られてから、7年目の春を迎えました。変わり果てた風景を固定化しようとする農林水産省の理不尽な干拓工事が続けられていますが、干潟復元や有明海の再生を目指す、漁民、市民、研究者、弁護士たちのたたかいも、大きな山場を迎えています。

一方、“そこなわれた自然をとりもどす”ことをめざした「自然再生推進事業」が、全国各地で、姿をあらわそうとしています。その試金石として注目された釧路湿原や東京湾三番瀬からは、喜びや期待の声よりも、不安と警戒の声が強く聞こえてきます。これまで、全国の公共事業の多くは住民から身近な自然を奪い、自治体の財政を圧迫し、未来に暗い影を落としてきました。そのような開発の過ちが真に反省されないまま、自然の再生につながるのか疑わしい事業が「自然再生」の名のもとに進められ、批判的な力さえ、そこに巻き込まれ加担させられてしまう、あらたな「事業開発」の仕組みが作られつつあるようです。

今、世界に広がっている凄惨な殺戮といのちの軽視、その原因を作ってきた「力は正義」とする理不尽な暴力に、自分たちの思いや願いとは裏腹に加担させられている社会の現実とも重なります。

ただ、私たちには確かなものがあります。
目の前に広がる、かけがえのない干潟や海、その自然につながっているいのちの営みです。
どんなに壊され、汚され、痛めつけられてはいても、したたかに営みを繰り返している、いのちのつながりと、そのはたらきの大切さを知り、いつまでも守り伝えたいと願う人の輪が、確実に広がっている事実です。

現象のおおもとを見通す曇りなき眼と、次代を想う熱い心のつながりが私たちの力です。時間をかけて地球のいのちが創り上げてきたものと、そこに生かされている私たちであることを想い、「過ちは正される」道理が世界に通されるよう、私たちは力を尽くします。

干潟・湿地から社会と世界を見つめ直そう!
そして、つながっていこう!

泡瀬干潟では、昨年以来、海草のホソウミヒルモ、ヒメウミヒルモ、海藻のリュウキュウズタ、貝のニライカナイゴウナ、オボロヅキ、オサガニヤドリガイ、スイショウガイ、カニのオキナワヤワラガニ等新種の可能性のある貴重種・重要種が相次ぎ発見されています。泡瀬干潟の種の多様性、貴重性を改めて証明しています。ラムサール条約事務局等からも保全が要請されているこの貴重な干潟が、市民合意もないまま、また合理性のない理由で埋立が推進されています。琉球諸島を世界自然遺産に登録しよう、沖縄をエコツーリズムの拠点にしよう、という動きがある中で進めら「海の熱帯林」とも呼ばれ、生物多様性保全上極めて重要な生態系であるれる自然破壊を許すことはできません。泡瀬干潟埋立の「回避・代替・中断・中止」を求め、運動を広げていこう。

(2004年4月18日日本湿地ネットワーク  SEA泡瀬干潟を守る行動実行委員会)

 最後にひとこと。泡瀬干潟も辺野古も西表もみなが手をつなげば守れます。みなさん、手をつなぎましょう。そして、子どもたちに最高のプレゼントを残しましょう。
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2008年04月25日

沖縄島のサンゴたち

23日の素晴らしい最終弁論のすぐあとにこんなニュースが・・・。

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「泡瀬、28日埋め立て開始」
 沖縄総合事務局は二十五日、中城湾港泡瀬沖合の埋め立て事業について、
二十八日に護岸の内側を埋め立てる作業を開始すると発表した。
 二〇〇二年の着工以来、四―七月はトカゲハゼの産卵期に当たるとして
工事を中断していた。同局は昨年度に埋め立て地の外周護岸が完成し、閉鎖
した水域となったことで、トカゲハゼへの影響がないと判断した。二十八日
から護岸内側に砂を投入し、八月以降に護岸外側の築造や仮設航路の
しゅんせつなどを行う。
 同局は、工事期間中もトカゲハゼの監視調査やモニタリング調査などを行い、
七月に開催予定の環境監視委員会に報告するとしている。
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あれほど、埋めるなと言っているのに!!!護岸の内側には外周で囲まれた生物たちが
かろうじて生きているのですが、上から土砂を注ぎ込まれたら、生き埋めです。
我ながらしつこいとは思うのですが、また書きます。国際サンゴ礁年をうたいながら
サンゴを生き埋めにするような国は日本だけではありませんか???!!!
恥ずかしくない??サンゴの移植活動を進めるより今泡瀬に生きているサンゴを
殺さないようにする方が効果あるのに。今あるサンゴをまず保全して欲しいです。

それから、環境省のやる気のなさを浮き彫りにしているこんなニュースも。
糸数さん、どうもありがとう。
それにしても「環境省の調査では確認していない」と言われても、アオサンゴ
群落は日によって姿を現わしたり消えたりはしないのでまるで説得力が
ありません。

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「環境省、大浦湾アオサンゴ把握せず2008年4月25日 【東京】」
普天間飛行場代替施設建設先の大浦湾で2007年に確認されたアオサンゴ
の群落について、環境省が88―92年に同湾で実施した自然環境基礎調査
では把握されていなかったことが24日、分かった。環境省の黒田大三郎
審議官が同日の参院内閣委員会で「環境省の調査では確認していない」と
明らかにした。糸数慶子氏(無所属)への答弁。
 世界自然保護基金ジャパン(WWFJ)など5団体が3月末に実施した
アオサンゴ群落の調査報告書が6月ごろにまとまることについては「かなり
詳しい報告書が出ると期待している」と述べたものの、「まずはその報告書を
入手し、読み込んだ上で、現地調査が必要かを含めて適切に対応したい」と
述べ、現時点で調査を行う予定はないことを明らかにした。
 糸数氏は「環境省がまだ調査せず、(独自に調査する)認識もないのは
大変ショックだ」と批判した。
 環境省によると、92年以降、大浦湾でサンゴ礁の調査は実施していない。
 大浦湾のアオサンゴ群落は07年に確認され、同年9月、沖縄リーフチェック
研究会が調査した。同年12月には普天間代替施設建設の環境影響評価(アセス
メント)方法書を審議する県環境影響評価審査会も群落を含め、大浦湾のサンゴ分布を
調査している。
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2008年04月25日

ジュゴン訴訟進捗

紙面の1面に掲載されている、日本の自然および安保の行方に大きく影響する一大事件なのにウェブに掲載されていない
というのはどうなのでしょう?ネットで配信しなければ他県の人たちは読まないに違いない?という意図が隠されているような
気がしてなりません。

というわけで沖縄タイムズ沖縄タイムズ夕刊 2008年4月25日より;
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『ジュゴン訴訟 文化的重要性を独自検討 米国防総省 日本アセス基に』

米軍普天間飛行場の名護市辺野古沿岸部への移設をめぐり、日米の自然保護団体などが米国で
起こした沖縄ジュゴン訴訟で、米国国家歴史保存法(NHPA)違反を認めた米サンフランシスコ
の連邦地裁判決を受け、米国防総省は24日、普天間代替施設がジュゴンに及ぼす影響に配慮
するために必要となる情報をまとめた文書を同地裁に提出した。日本の環境アセスを基にし
ながら、ジュゴンの文化的重要性などを独自検討する方針を示した。
一方で、普天間代替施設の防衛力は保持するとし、NHPA法の順守のためにも2006年に合意
した沿岸案を主張し続けるとも述べている。

文書では、ジュゴンへの影響回避のため、すでに裁判所に提出されたデータに加えて
1)沖縄近海に棲むジュゴンの歴史・文化的重要性や具体的な生態
2)沖縄近海の海草の生息状況
3)ジュゴンに直接的に影響があると思われる基地の設計や滑走路、運用方法ーなどについて、
詳しく分析する、とした。情報の入手先として、ジュゴンと利害関係のある日本の組織や
専門知識を持つ個人、外国の専門機関、専門家からコメントを求めると明記した。
日本の環境アセスについては、環境面では「十分である」と評価しつつ、NHPA法とは
異なり、ジュゴンの文化資源の側面からの調査はないことを指摘。日本政府と相談
しながら外交ルートを通して情報を集め、独自の検討を行う方針を示した。
また、日本政府へ対し、基地建設に関し、ジュゴンへの影響を緩和するための
技術的、経済的に実用性のある情報を求めるとともに、有用な提案があれば採用する、としている。
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>1)沖縄近海に棲むジュゴンの・・・・具体的な生態

をどうやって調べるのだろう?年に数回しか人前に姿を現さないジュゴンの生態を調査する
方法があるならば教えて欲しい。

>ジュゴンと利害関係のある日本の組織

うーーん。英文直訳なんだろうけど・・・変。ジュゴンにのさばられたら困るという人が
いるのだろうか。

>日本の環境アセスについては、環境面では「十分である」と評価しつつ

米国の学者に相談もしていないと見える。十分か十分でないか判断する以前にあの環境アセス方法書
には調査内容や方法といったものが何も記されていなかったのですが・・・

>独自の検討を行う方針を示した。

だから、それが信用できないんだって。ちゃんと学会とか学者とか環境NGOと一緒に検討してください。

>ジュゴンへの影響を緩和するための
>技術的、経済的に実用性のある情報を求めるとともに

だから!「技術的にも経済的にも」基地を作らないのが一番と言っているのに。
ジュゴンに影響を与えないように何かを建設するなんて無理だって。
そして浮いた建設資金で後期高齢者医療費をお年寄りから取らないでも良いように
してください。
  

Posted by さめ at 23:45Comments(2)TrackBack(0)

2008年04月24日

泡瀬干潟の最終弁論

今日は泡瀬干潟の自然の権利訴訟の最終弁論の日でした。判決の日は未定。理由は裁判所が混んでいるから・・。
(いいのか、それで?と言いたいような理由ですが・・・)

漆谷氏、亀山氏、原田氏の3名の原告が証言台に立ちました。以下に簡単に内容を記しました。特に亀山先生のお話が明快でわかりやすかったです。

一方で被告(県知事、沖縄市長)からは何も弁論は何もありませんでした。

「被告が正しいことをしているのだったら黙ることはなく反論すれば良い。沈黙していたということは後ろ暗いことがあることを証明しているようなものだ。今までの成果は被告の沈黙である」と長年裁判で戦ってきた方々の判断です。

証言内容;

1)漆谷克秀氏(泡瀬干潟を守る連絡会、沖国大)
泡瀬運動公園の一角でムナグロが集まってとまっているのを見ると
心から悲しくなります。人間が自然を壊してしまったことにより
ムナグロが集える場所も限られてきてしまいました。

2)亀山統一氏(琉大農学部)
マングローブの研究をしています。泡瀬干潟は外国の閣僚や自然保護団体が
埋め立て反対の手紙を送ってくるほど世界的に見て重要です。今日は以下の
3つの点から泡瀬の埋め立てに異議申し立てを行いたいと思います。

(1)環境アセスメント調査の不法性
泡瀬干潟には貝類が500種(生きている貝類300種)、広大な海草藻場が広がり、
新種貴重種が多く、渡り鳥の種類はラムサール条約登録湿地である漫湖よりも多く、
サンゴも生息しています。しかしながらアセス調査において、「海草の新種は
すべて見落とし」、「海藻はたったの30種しか記録せず」、「トカゲハゼに関しては
昨年までは産卵に配慮して産卵期の工事は中止していたのに今年は工事を進め」
ています。このアセス調査結果は、私たち市民がこつこつ調査してきた結果よりも
はるかにお粗末です。

(2)工事の目的の不透明性
リゾートを建設するとの予定ですが、入居する希望者はいまだいません。
住宅として利用したとしてもこの地域には米軍の通信施設があるので利用
できる土地は限られてきて、公共性は低いです。なぜ税金を使って工事を
進めるのか、事業の正当性が疑われます。

(3)工事の内容:土砂処分場
「土砂処分場」というのが国から見た泡瀬の姿です。目的や緊急性が高いとは
思えません。

これらの措置は大変ずさんであり国民、県民を侮辱しているとしか思えません。

・地球温暖化が問題となっているのに二酸化炭素を吸収する海草やサンゴを
 生き埋めにしてしまってよいのでしょうか?
・保全対策も何も示されていません。
・科学的な批判に耐えうるのでしょうか?

3)原田彰好氏(自然の権利基金)
泡瀬干潟は環境省の重要湿地に含まれている多くの絶滅危惧種の生息地である。
経済学者がこの埋め立ては割に合わないという。
地球温暖化が問題となっている今、埋め立てる意味は?

判決次第で控訴するとのことですが、そんなことが起こらず、我々が二度と
那覇地裁に足を運ばずにすむことを願っています。


帰って来てニュースを見たら、以下の2つが目に入りました。本当にやっていることがちぐはぐなところです、日本って。そんなに温暖化が気になるのならばまずはサンゴを埋め立てるのをやめ、やんばるの森の伐採をやめ、軍事基地を閉鎖すればかなり抑えられるのではないかという気がしますが・・。
*「那覇市が地球環境守る」
*「県は「エコドライブしましょう」」

写真は携帯で撮った泡瀬干潟を守る連絡会の方々の奮闘ぶり。明日新聞で報道されることと思います。

  

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2008年04月22日

A BIG day for OKINAWA!

明日、4月23日(水)は沖縄にとって大きな日になります。

1つは辺野古関連。
米国でのジュゴン裁判、保護団体勝訴・問われる日本のアセスメントより
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「米国防総省が敗訴」。普天間飛行場の名護市辺野古への移設に反対している日米の自然保護団体が米国防総省を相手に提訴していた「沖縄ジュゴン訴訟」で米国のサンフランシスコ連邦地方裁判所は24日(現地時間)、米国防総省がジュゴンへの影響などを評価・検討していないことは米国文化財保護法(NHPA)に違反しているという判決を下した。この判決は基地建設による天然記念物ジュゴンへの影響の回避を求めており、基地建設を急ぐ日本政府に高いハードルを突きつけられたことになる。

ジュゴン訴訟の関係者が明らかにしたところによると、マリリン・パテル裁判長は米国防総省に対して「文化財保護法に従がうように命じる」と判決、「ジュゴンへの影響を評価するために、どのような追加情報が必要かを示した文書を90日以内に提出するよう命じ」ている
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この「90日以内」の最後の日にあたるのが明日4月23日です。これを受けて、45日以内に相当する6月9日に原告側が文書を出し、米国防総省と原告から提出された両方の資料を裁判長が吟味し、大体2か月後(8-9月)にまた新たな判決が下されることになります。

そして2つ目。泡瀬干潟「自然の権利訴訟」の最終弁論の日でもあります。場所は那覇地方裁判所、午後2時から1時間くらい、傍聴可能です。沖縄の大事な自然の未来が気になる方はぜひ行きましょう!

沖縄の大事な自然に迫る2つの大きな案件の進捗がわかるのが明日。緊張して寝られないかもしれません。
マイミク、shinakosanの泡瀬レポートも必読。

  

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2008年04月12日

那覇の桜坂市民大学・環境問題のご案内

那覇の桜坂市民大学・環境問題専科(桜坂劇場)に入学しませんか!  
 特別講座名  「沖縄の環境問題最前線」 4月〜6月 全10回

 毎日のように県内紙を開いたり、県内TVニユースを見ると環境保護問題がいやでも目に飛び込んでくる。沖縄の場合、環境保護に米軍基地問題がからむ場合も多く複雑な様相を呈する。一体、沖縄県民にとって守るべき自然は何なのか、今、その現状はどうなっているのか、どうしたら守れるのか、何らかの形で参加したい、関わりたいときはどうすればいいのか。
 今、まさに沖縄の環境保護の最前線で日々、活動を続ける人たちに直接、話を聞き、感じ、考えて、行動するきっかけとなる講座を提供します。講座で講師は極力、スライドなどの映像を使って説明します。辺野古、やんばるの森そして今、埋め立てが進む「海の尾瀬、泡瀬干潟」では現地講座(現地集合・交通費など自己負担)も予定しています。多くの方の御参加をお待ちしています。


◇講師名 真喜志好一、小橋川共男、 伊波義安、石垣金星、安部真理子、水野隆夫
◇連絡問合せ先:℡&Fax 0980-56-1022  (水野)   E-mail mahodoriz(c)zero.ad.jp (水野)
  (c)を@に変えてください
◇企画連絡 泡瀬干潟を守る連絡会・HP://www.awase.net   (水野 090-1944-0345 ) 
◇曜日/時間  毎週水曜日  17:30〜19:00  ◇定員: 40名  (桜坂劇場3F スタジオⅠ)          
◇対象年齢:16歳〜  受講料 10回 15、000円 大専高生5,000円
 計3回以上での受講も可1回1500円  ※ 1回のみでも受講可能な場合もあり。問い合わせ下さい。   
桜坂劇場 申し込み問合せ 098-860-9555 FAX 098-861-2434
桜坂市民大学公式HP : //www.sakura-zaka.com/daigaku.html

■■カリキュラム【全10回の講座の進行スケジュール、各回の講座内容など】 若干内容変更の可能性あります。
1  4月9日   泡瀬干潟埋め立て ( 水野隆夫  元環境省自然保護官  泡瀬干潟を守る連絡会幹事 )  
2  4月16日  やんばるの森( 伊波義安 奥間川流域保護基金・琉球諸島を世界自然遺産にする連絡会代表)
3  4月23日  辺野古 (高江含) (真喜志好一 建築家 沖縄環境ネットワーク世話人、ジュゴン訴訟原告)
4  4月30日  泡瀬干潟埋め立て  ( 小橋川共男 写真家 泡瀬干潟を守る連絡会共同代表)
5  5月7日   やんばるの森 現地講座 ( 現地集合 )
6  5月14日  沖縄のサンゴ礁  ( 安部真理子  沖縄リーフチェック研究会代表)
7  5月21日  白保の新石垣空港  ( 真喜志好一 ) 
8  5月28日  西表リゾート ( 石垣金星  西表リゾート原告団長  西表の未来を創る会代表  )
9  6月4日   泡瀬干潟 現地講座 ( 現地集合 )
10 6月11日  辺野古 ( 現地集合 )

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2008年04月06日

埋め立て予定地にいる生き物たち

沖縄県名護市の東海岸、辺野古&大浦湾を埋めたらどのような生き物を失うことになるのか、
埋め立てが進行中の泡瀬干潟にどのような生き物がいるのか、あなたのその目で見てみてください。
大浦湾、泡瀬干潟の写真展が沖縄島内の別々の場所で以下の日程で開催されます。

『大浦湾の生き者たち、ワッター海の写真展Ⅲ』
日程:4/9~13
場所:名護中央図書館
http://www.city.nago.okinawa.jp/5/4145.html

調査などで船を出して下さってる大浦湾のスナフキンさんとその仲間達主催で
写真展が開催されます。

大浦湾の生きものの写真の他、大浦湾のビデオもご覧になれます。
お時間のある方は是非どうぞ!


Cさんの力作のポスターです!!

埋め立てられつつある泡瀬干潟の方の生き物たちの紹介はこちらです。
4/1-7まで沖縄市役所ロビーにて、4/10-20までは南風原文化センターです。
9時ー7時。
「こんにちは泡瀬干潟」小橋川共男写真展
http://www.awase.net/maekawa/shasin084.htm  

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2008年04月05日

配慮って何?

  昨日は県庁の1階にパスポートの申請に行きました。県庁の1階では多くの職員と県民が集まって盛り上がっていました。
今日、県庁に申し入れや話し合いしに行く予定あったっけ?と思い出そうとするけど思い当たらない。よく見たら、彼らはTVで野球観戦をしていたのでした。遊び心がないと言われそうですが、私はやはり仕事中のスポーツ観戦は厳禁だと思います(前の職場でもおじさまたちが観てたので日本にはそういう風習があるのは知っていますが)。観たいのならば有給休暇取ってください。

http://www.okinawatimes.co.jp/day/200804041300_06.html

泡瀬埋め立て下旬開始/総事局計画
 【沖縄】中城湾港泡瀬沖合の埋め立て事業で、事業者の沖縄総合事務局は三日、四月下旬から護岸の埋め立て作業などを開始する二〇〇八年度の事業計画を発表した。例年四―七月はトカゲハゼの産卵期に当たるとして、環境アセスメントの規定に従い工事を中断していた。しかし、外周護岸によって区切られた状態になり、内部での作業には影響がなくなったとして初めて四月から工事を行う。
 国の工事は、四月から囲まれた護岸の内側に砂を投入し、八月以降に護岸への石材や土のう設置、仮設航路浚渫、十二月から新港地区の泊地の浚渫工事などを予定している。事業費は約四十億円。県は八月以降に人工ビーチの突堤建設を始める。第一区域の事業は一二年度完了の予定。

 同事務局は「工事中は水質監視調査を行い、濁りがあれば工事を中断して対策を取る。八月以降の工事は通常通り汚濁防止膜を設置する」と説明している。

 通年工事に反対する泡瀬干潟を守る連絡会の小橋川共男共同代表は「囲ったから影響がないというのは勝手な解釈。強引に進めるやり方に怒りを覚える」と批判。工事中止を求め、何らかの行動を取るとした。

 推進派のプライド泡瀬の當真嗣蒲会長は「第一区域の工事は決まったことであり、沖縄市の経済発展のため一日も早く進めてほしい。環境に配慮された工事であり、外周が囲われたのであれば希少生物にも影響はないと思う」と歓迎した。


http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-130821-storytopic-3.html

泡瀬干潟埋め立て今月下旬から着手2008年4月4日
沖縄市東部海浜開発事業の施行予定
 【沖縄】東部海浜開発(中城湾港泡瀬沖合埋め立て)事業で、事業主の沖縄総合事務局は3日、県のトカゲハゼ保全計画に従い4―7月の期間は中断していた工事を、4月下旬から着手し、年間を通して工事することを発表した。埋め立て地区の一部を護岸で囲い込んだ内側部分のうち6万1千立方メートルの埋め立てを実施する。8月以降は囲い込んだ外側の埋め立てに着手する予定。2008年度の関連事業費は約40億円。

 沖縄総合事務局は、護岸工事が3月に終了し、陸上からの輸送による工事が可能で汚水防止フェンスを張るなど海上での作業が必要ないと説明。陸地に近い生育地から沖合までの連続性が確保でき、移動を繰り返す浮遊期のトカゲハゼの生育に影響を与えないとして、4月下旬からの埋め立て工事が可能と説明している。
 一方、環境保護団体は「トカゲハゼの生育に影響ないと言っているが、環境監視委員会にも諮らず、専門家にも意見を聞かずに独自で判断している」と反発を強めている。泡瀬干潟を守る会は近く国に対し、埋め立て工事の具体的な内容を説明するよう再び求める。
 通年工事については3月に開催された環境監視委員会の会合で説明している。



  帰宅し目についたニュースは上記2件。知ってはいたけど納得はできず、また沖尚優勝の陰でこそこそ発表するその態度が許せない。
  「外周護岸によって区切られた状態」、「環境に配慮された工事であり、外周が囲われたのであれば希少生物にも影響はないと思う」と言うけれども、希少生物の多くは外周護岸によって区切られた中にいるのです。生き埋めですか?
そして、外周護岸は今のところ、あちこち空いているので(=だから今はかろうじて外周護岸の内側にいる生物たちも生きている。今、やめればまだ間に合う!)、今後ブルーシートで隙間を埋めなければ護岸にすらならないと聞きましたがそれはどうするのでしょうか?そして護岸の外側にも多くの希少生物がいるし、そもそも彼らはその今ある外周護岸を作る際に出た土砂で影響を受けているのです。「環境に異変が起きたら即工事は中止する」と言いながら、環境をモニターすらしていない。そりゃ見なければ気がつかないでしょう。どこの発展途上国かと思うような話です。この一連の工事はいったい何に配慮しているのですか?

 冒頭の高校野球の件、沖尚関係者が辺野古出身だという話は聞いていましたがやはりそうなのですか。そうするとなごなぐさんの沖尚優勝にあるよう手放しでは喜べません。手放しで喜べるほど現実が見えてなく、素直な心の状態だったらどんなに幸せかと思うのですが後戻りはできないです。

  昔読んだ本に「自由とは他の誰かになりたいとは思わないこと」という言葉がありましたが、まさにその通り。何も知らなかった状態に戻りたいかと言われたら戻りたくない、何も知らない人と入れ替わりたいとは思えないです。何かあるのならば全部知りたい。よく「何歳の頃に戻りたいか?」という話をする人がいますが、私は若い頃に戻りたいとも思ったことは一度もありません。ここまで苦労してきたのだからそれをリセットしてもう一度やり直すのはいやです。

  

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2008年04月03日

疲れているのに、この仕打ち

ここのところずっと体調不良なので車で5分ほどの近くの個人病院に行って来ました(と、時間がないのに書いてみたりする)。院長さんがいなくて比較的若い医者と慣れてなさそうな看護婦がいるのみ(←高血圧と低血圧の説明すら出来なかった)。のちにさすがはこの医者にこの看護婦ありと思ったりもしました。

診察時の会話;
医者:で、胃潰瘍とかじゃないんですよね?
さめ:わからないから来てるんです(「とか」って何?)
医者:9割方の人は何でもないのできっと大丈夫ですよ。
さめ:1割の人は何かあるということですよね?
医者:でも、きっと何もないので何も発見できないですよ。
さめ:背中も胃も痛いのに、、、。
医者:仕事でパソコン使うでしょう?それが良くないのです。たぶんストレスなのでなるべくストレス貯めないようにしてくださいね。今の人たちはすぐストレスためるので。私のようにストレスのない生活を送るよう目指してください。貴女の場合はそんなに言うならば胃薬出しておきましょう。
さめ:背中は?
医者:胃と背中はつながっているのです。胃が治ればそのうち何とかなるでしょう。

・・・と延々と20分ほど話したものの何もまとまらず。仕事でパソコン使うのが良くないって言われても、ならば使わない方法教えてください。ストレスも、ためずに済む方法があるのならば教えて欲しい。というよりも貴方のような医者がいること自体がストレスです。診察内容も見事なやぶっぷり。「たぶん」「きっと」ってNGでしょう。

 しかしながらこの状況でストレス感じないとはすごい。車で5分ほどしか離れていないのだからこの病院にも毎日米軍機が飛んでいるその騒音は耳に届いているはず。基地周辺ほどはひどくないけどいつ落ちるかと気になるほどにはひどいのに。また毎日医療の現場(個人病院なので会計も見えるはず)にいながら、今月から開始された「75歳以上の国民から強制的にお金を取る仕組みが導入される仕組み」に対して何も思わない?年齢問わず医療費を払うのもやっとという患者がたくさんいるのが目に入らない?私のように時間の工面が大変な人もいるし。医者が医療制度に関して直接改善できることは少ないとはいえ、もっと1回の診察で的確に治療をしたら病院代も時間も浮く人が多いのに、、、。というよりそれが医者の仕事の本質でしょう?こういった事柄に接してもそれらを問題だともストレスだとも思わない医者には何を言っても通じないと思って計2時間もかかった病院を後にしました。時間の無駄だった。さて、大学病院も相当なやぶだったし、某大病院もひどかったし、次はどこにしよう?

 病院代の支払いがきついと思ったりするたびにまたストレスの元となる思いやり予算。今、耳に届く爆音と密接な関係がある。思いやり予算の実態はちょっと古いけどインターセプターさんのブログ をご欄ください。そして現在思いやり予算がどうなっているかはなごなぐさんの『歓迎!「思いやり予算」初の空白』他国民のリゾート施設など作ってやる必要はないので廃止して欲しい。ガソリン税を下げたら地球温暖化に拍車がかかってしまうと嘆く総理大臣には(わんばらんすさんのブログ)、全て米軍機の使用停止をお勧めしたいです。庶民がちまちま取り組むよりずっと効果大だと思いますよ。

同じものを目にしても耳にしても何も感じない人もいるとは知ってはいたものの、こういう人たちと直に会話するとものすごく疲れます。そして、普通は年を取ると時が経つのが早くなるときっこちゃんも書いているけど(きっこの日記「人生ものさし説」)、私の場合は最近その逆。今年にしても、こんなにさまざまな活動や調査を行い、勉強し発表し、助成金の申請書を書き、学会申し込みをし、報告書を書き、、、と取り組んだにも関わらずまだ1年の4分の1しか過ぎていないとは全く理解ができません。 ほんとに、今、2012年くらいということはない?

なごなぐさん、疲れているけどお互いがんばりましょうね!!?

追記:思いやり予算使ってもいいからフェンス強化してください! 「米軍 夜間外出禁止を短縮」
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ジルマー四軍調整官は『反省の期間と自由の制限の結果基地の外での不祥事が減った』としていますが、外出規制措置がとられている最中にもアメリカ兵がフェンスを乗り越えて基地の外に出て、不法侵入するなど軍人・軍属、その家族が19件の事件・事故を起こしています。
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Posted by さめ at 13:09Comments(2)TrackBack(0)

2008年03月26日

大浦湾アオサンゴ調査速報!


◇QAB「大浦湾アオサンゴ本格調査」

http://www.qab.co.jp/01nw/08-03-24/index5.html


◇東京新聞(24日夕刊):
http://reefcheck.net/tokyosinbun032408.lzh



◇大浦湾サンゴ群落調査 生物の多様性証明へ

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-130475-storytopic-1.html


 【名護】名護市辺野古の普天間飛行場代替施設建設地の北側に位置する大浦湾で発見さ
れたアオサンゴ群落を地形学的に詳しく調べようと、世界自然保護基金(WWF)ジャパ
ン、日本自然保護協会など5団体は24日、衛生利用測定システム(GPS)による測量
やサンゴの分布調査を行った。調査でアオサンゴ群落がある大浦湾の生物多様性、重要性
を明らかにし、辺野古や大浦湾海域の保全につなげたいとしている。
 沖縄リーフ研究会が今年1月に実施した計測によると、大浦湾のアオサンゴ群落は水深
1―13メートルの斜面に位置し、横30メートル、縦50メートルの規模で広がってい
る。今回は3次元地図作成のため、国士舘大学地理学教室の長谷川均教授(自然地理学)
の協力を得て調査を実施した。碁盤目状に地点を決めてGPSや魚群探知機でサンゴの形
状や位置、深さを測量したほか、潜水による現場撮影や分布調査をした。
 同海域では防衛省が今月18日から、普天間飛行場移設に伴う環境影響評価(アセスメ
ント)の本格的な調査を開始した。WWFジャパン自然保護室の花輪伸一主任は防衛省の
環境アセス手続きについて「でたらめで違法といっていい」と指摘した上で「市民、科学
者の立場から客観的に調査し、評価することで正しい道筋が示されると考えている。米軍
基地を造る場所ではないと訴えていきたい」と話した。調査日程は25日まで。


◇そそり立つサンゴの壁 名護市大浦湾 WWFJ調査
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200803251300_06.html

 【名護】名護市大浦湾で二十四日、衛星利用測位システム(GPS)測量や潜水による
アオサンゴ群落の形状、分布、環境調査が行われた。同群落は昨年九月に発見された。調
査は世界自然保護基金(WWF)ジャパンが初参加し、二十二日から行われている。
 目崎茂和南山大学教授は「内湾にこれだけのサンゴ群落があるのは珍しい。また十数
メートルもそそり立った壁を形成しているのは見たことがない。形状的には世界でもまれ
ではないか」と群落の希少性を強調。
 沖縄リーフチェック研究会の安部真理子会長は「普天間飛行場代替施設の建設が始まる
と海流が変わる恐れがあり、赤土も発生する。群落の生態系に影響がないわけではない」
と同湾周辺の動きを危惧した。
 調査を総括したWWFジャパンの花輪伸一さんは「今回得たデータは大浦湾の三次元
マップ作成や、市民版アセスを正しく行うための基礎資料としたい」と意気込んだ。
 調査は二十四日で終了した。
  

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2008年03月17日

日本の砂浜事情

美しい海を守るシンポジウム「島から砂浜が消えそうだ!」
http://www.umigame.org/J/information/080310okinawaposter.pdf

を聞いてきました。まず日本ウミガメ協議会会長の亀崎先生から
「なぜ砂浜が減るのか?全国の状況と問題点」
という基調講演をいただき、協議会会員の各地でウミガメの保全に取り組んでいる方々が各10分程度でその取り組みを発表するというものでした。

◇シンポジウムの趣旨;
沖縄の砂浜は貴重な自然であり、重要な観光資源です。ところが、その砂浜がどんどん減ってきています。離島も例外ではありません。どうすれば、この砂浜の減少を食い止めることができるのか?健全で心地良い砂浜とはどのような浜か?
全国の状況も学びながら、沖縄の現状を整理し、沖縄の砂浜の未来を考えていくこととします。

◇亀崎先生のお話;
日本の砂浜は以下の4つに分けられ、さまざまな地域の砂浜がいろいろな状況を呈しています。
1.生態系保全型(後背の森林、里地などと砂浜が連続性を持って保存されている) 例:座間味島 新田浜
2.後背保全型(開発されて自然は消失。植生は数10m以上の厚さで残されている)
3.後背分断型(護岸、道路などにより植生が分断されている)
4.後背消失型(自然がほとんど消失している)

問題となるのは後背分断型の砂浜です。4つのタイプに分けられ、3の潮流変化型が一番の問題となっています。
1.埋め立て型(干潟が犠牲になることが多い)
2.護岸型(護岸により植生帯を破壊→砂の飛散を招く)
3.潮流変化型(港湾、ヘッドランド、離岸堤が原因となって潮流や波浪の変化を招く)
4.風路変化型(防風林、防潮林)

3は港湾が一番の原因。港湾に限らず何らかの建築物を建てた場合は周囲の砂浜に影響が出るということです。しかしながら、影響が出るまでに時間がかかるので、原因と結果が見えにくいのが難点です。

例えば、沖縄県水納島、沖縄県黒島、熊本県白鶴浜などでは港湾が砂浜を減らしているのが目に見えています。離岸堤は波を静かにしますが、そこに砂がたまります。砂がたまるということは他所からどんどん砂が来るということです。こうして本来あった砂浜が他所に移動してしまうのです。

静岡県の御前崎港の場合も同様。ウミガメが産卵していた砂浜の砂が港の方に砂が移動してしまったため、ウミガメの産卵地が消失してしまいました。結局、カメが産卵した卵が無事育つほどの砂浜の幅も深さもないため、産み落とされた卵を地元ボランティアが集めて人工孵化させています。類似のことが日本中の海岸で問題になっています。

◇亜熱帯総合研究所、中谷誠治さん(本シンポジウムのオーガナイザー)のお話;
近年、河川法や護岸法、海洋基本法など多くの法律が作られているが、法律を作っただけでは当然ながらだめ。今のように1回や2回ではない公聴会の継続的な実施、地域住民への聞き取り調査、行政の信頼回復、全ての海岸整備を環境影響評価の対象に含めることが必要。詳細は、「ホントの沖縄ビーチ情報」をご覧ください。

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静岡県御前崎は最初の職場で肩入れしていたところであり視察などにも行っていました。なので、何となくあれだけボランティアさんたちががんばっているのだから美しい砂浜とウミガメが守られているのであろうと思い込んでいたのですが、ここに来て悲しいことになっていることがわかり、ショックでした。

沖縄県からも北から南までウミガメの産卵場所である砂浜を守るべくボランティアががんばり、砂浜の消失をなげき、何とかしようと走り回っています。その一生懸命活動している地元ボランティアの目の前から、わずかに残った砂までも全て取り上げるという案(=辺野古基地建設のため沖縄本島の砂浜から砂を採取「しなこさんの日記参照」 )を平気で出す日本政府はいったい何を考えているのでしょうか?そしてここまで明確に海に建築物を建てたら周辺域から砂がなくなるということがわかっているのになぜまた新しく海に大きなものを建てようとする(辺野古も浦添も泡瀬干潟も!)?

総合討論では結局日本という国は砂浜をきちんと評価してこなかったということが問題であるとなりました。ウミガメとサンゴと人間の明るい未来を願います。

そしてきっこの日記「虔十の心」 を読んで、更に暗い気持ちに。高尾山は大学時代にサークル仲間とよく生物を見に行きました。あんなところに巨大なトンネルなんて必要ありません。自然環境を壊して換金するという作業は日本全国で着々と進んでいるようです。
高尾山の現状については「高尾山の自然をまもる市民の会」をご覧ください

エコブームであり、環境に興味を持つ人が多い中、なにか方向性が異なる活動ばかりがもてはやされているように思います。チームマイナス6%、クールビズ、ウォームビズ、国際サンゴ礁年なども結構ですが、うわべだけ取り繕って何かやったような気になるのではなく、他に先に本質的にやることがあるだろう(怒)!!!と思います。
  

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2008年03月10日

【余談あり】6分の1が過ぎて・・・

  このところとても忙しく結局桜も見れないままに終わってしまいました。心にひっかかっているのはもちろん沖縄の少女暴行事件、辺野古基地移設、泡瀬の埋め立て問題、大渡海岸の地下ダム排水問題等々。イージス艦や岩国市長選挙。特に本土の人は政治問題、人権問題、平和運動、環境問題を別個に捉えている場合が多く、また政治的な関わりを避ける人が多いですが、ここ沖縄ではこれらは全てつながっています。政治と環境は無関係なんて甘いことは言ってられない。しかしながらどれも解決への道が遠く、また心に何重にもひっかかるものがあるので正直疲れ果てています。2008年がまだたった2ヶ月しか終わっていないなんて信じられない。もう2018年くらいかと思えるほどにいろいろとあった2ヶ月でした。抜けた分の日記や写真、徐々にアップしていきます。
 
 その背景にはこんなことも。自分でエントリーを立ち上げる気力もなかったのでgegenga師匠のところでつい愚痴ってしまいました「沖縄少女暴行事件を政争の具にしているのは、誰だ!?」 gegenga師匠とその仲間たちのみなさま、一緒に怒ってくださりありがとうございました。

  話は変わりますが、2/28、県環境影響評価審査会(アセス審査会)が突然無理やりに終わりを迎えました。議題は先日防衛局が出してきた方法書の追加・修正資料。傍聴に行けば、傍聴人の間に連帯感が生まれてくる、そしてまた立派な科学者であり常識人であり沖縄県民である審査会の先生方と傍聴人の間にも連帯感が生まれてくる、そんなことを危惧して県側国側が終わらせたのでしょう。先生方ならばいつまでも戦ってくださるような気がしていたのですが、彼らはあくまでも県が準備した場がないと活躍もできないです。彼らのスタンスが県よりだという批判もありますが、しかしながら審査会が無ければ、沖縄にまだ多くの良心や誠意のある学者が多数いることを知ることもなかったですし、そのうち何名かは非常に身近にいて、審査会がなければ彼らを知ることもなかったので、その点においては感謝しています&精一杯戦ってくださりありがとうございました。

遅くなってしまいましたが防衛局の追加修正資料に関し、沖縄リーフチェック研究会として意見書も提出しました。

関連記事;
「やり直し」解釈で紛糾/普天間アセス

 米軍普天間飛行場の代替施設建設に伴う、県環境影響評価審査会は二十八日、怒号が飛
び交う中協議を終えた。追加修正資料で新たに判明した事業内容が、アセス法で規定する
方法書のやり直しに相当するかどうかの解釈をめぐって傍聴した市民と、県の主張がかみ
合わず紛糾した。昨年十月に方法書の審査が諮問されてから五カ月。県は来月にもアセス
調査を認可する見通しで、手続きは新たな段階に入る。
 那覇市の県総合福祉センターには六十人以上の傍聴者が詰め掛け、協議の行方を注視し
た。(略)
 沖縄ジュゴン環境アセスメント監視団運営委員の真喜志好一さんは同資料で新たに盛り
込まれた、米軍機が集落上空を飛ぶ可能性などを指摘。「住民の意見はこれから出てくる
はずなのに、何も言えなくなった」と憤り、審査会が方法書のやり直しについて、アセス
法の解釈に触れなかったことに不満を漏らした。


大浦川に新種の可能性 普天間アセス審

 米軍普天間飛行場代替施設建設に伴う環境影響評価方法書について協議した28日の県
環境影響評価審査会で、琉球大理学部准教授の立原一憲委員が大浦川などで確認された魚
について「沖縄島にはいないことになっている極めて珍しい魚がいる」と指摘し、種類の
特定を求めた。
 「極めて珍しい魚」と指摘したのは、国内では未確認とみられ、ニューギニアで生息す
る魚に似た種類だという。会合で示された県意見でも「新種や日本新産種が確認されるこ
とが考えられる」として専門家による十分な解析を求めるなど、代替施設建設予定地周辺
の自然環境の重要性があらためて示された。(略)
 立原委員によると、大浦川や汀間川の河口には淡水と海水が混じる水域に生息する魚に
とって貴重な環境が残されているという。



  大浦湾の調査をするため汀間漁港に行く機会が多いのですが、また別の側面からやり切れない問題が生じています。沖縄防衛局が雇っている作業ダイバーの中に明らかに先輩ダイバーがいます。後輩に関してはそんなものかと割と割り切れたのですが、先輩に関しては難しい。防衛局の船と私たちの船は少し離れたところを使うので、よく見なければ向こうのことはわからない(向こうにはこちらが見えていると思いますが、先方作業ダイバーはみな黒のウエットスーツなので判別は難しい)のでなるべくよく見ないようにしているのですが。現場では私も手一杯であまり余計なことを考えられないのですが、昔、彼らの論文を読んで感動したこと、慣れない国際学会で優しくしてくれたこと、年賀状に書き添えられた優しい言葉など、後日になってさまざまな出来事を思い出してしまいます。
  生活のためという言葉を彼らは伝家の宝刀のように使いますが、論文を書けるほどの英語力があり学歴があるのならば、何も違法な事前調査の手伝いなどをせずともいくらでも他の仕事が見つかりそうなものなのに。。。

  何が言いたいのかわからなくなってしまいましたが、やはり「いざという時」にどのような態度を取るかで本当に信頼できるかどうか否かがわかってしまうのだと思います。人を騙すよりも騙された方が良い、賢く立ち回るよりも貧乏くじを引いたと言われようと誠実でいたい、人生アウトさんのおっしゃる「愚直のまま正しさを押し通そう」(*)、と強く思った2ヶ月間でした。
(そしてこれを更に10日遅れでアップするわたし・・・:p)

「強い人に、守ってほしいのぉ~♪」のコメント欄14の一部抜粋:

もし「正しさ」を押し通すならば、愚直でなければいけない。敵の強弱にかかわらず、まかりならんものはまかりならんとする、ただ純粋な怒り。もし「優しさ」を持ち続けるなら、破滅的でさえある必要が出てくる。相手の刃を、そもまま抱きとめる痛みを伴った愛が。
他力本願はちっとも正しくない。
ヒーロー願望はちっとも(ヒロインに)優しくない。
あるのはただ、安全なところから利益を得たいとする欲求だけ。


【余談】辺野古のアセス審査会傍聴を通じて、1人の担当県職員が「立派な役人」へと成長(?)する過程を見てしまいました。昨年の今頃は優しい人間だったのに残念だなと思う、と同時にこうやって役人として1人また1人と鍛えられていくのかと。。。
「正しくて優しい(*)」人に政治や行政はお任せしたいものです。

*・・・Coccoのジュゴンの見える丘の「あなたに降り注ぐ全てが正しい優しいになれ」という歌詞を思い出します。
  

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2008年02月08日

がんばれ岩国、がんばれ沖縄

 忙しくてなかなかゆっくり考えをまとめる時間もないのですが、心から岩国を応援しており、井原市長の当選(2/10)を祈っています。

  岩国で起こっていることをわかりやすくdr.stoneflyさんが解説してくださっているエントリーをご紹介。
「岩国市の苦悩は他人ごとか」…レイプを我慢する生活

岩国を岩国だけの問題にさせないために
高江を高江だけの問題にさせないために
辺野古を辺野古だけの問題にさせないために
泡瀬干潟を泡瀬干潟だけの問題にさせないために
六ヶ所村を六ヶ所村だけの問題にさせないために
浦添を浦添だけの問題にさせないために

出来ることをするしかないので、各地の動向を見守りつつ、泡瀬干潟の最新の調査結果をまとめ、来年も調査が出来るよう助成金申請書を書き、来週の調査計画を立て、明日(2/8)は辺野古環境アセスメント審査会を傍聴します(遅刻早退になってしまうけど)。傍聴に行く意味は、国側に「県民は見ている」ということを知らせるため、(沖縄防衛局が提示する無意味な言葉の羅列にすぎない資料に対し)「私達を無能の集団にしないでください」と発言したアセス審査会の先生方を応援するため、そして何より大事なのは一緒に辺野古や高江を守っていこうと決めた仲間達の顔を見るため。

今日開かれた協議会の報道や辺野古の沖縄防衛局作成の400ページ近くある「追加・修正資料」(下記からダウンロード可)などを見ると頭がくらくらしてきますが・・・

○「普天間飛行場代替施設建設事業に係る環境影響評価方法書に対する追加・修正資料について」

そして同じ沖縄県文化環境部 環境政策課のホームページを見たら、更に頭がくらくらするような資料を見つけてしまいました。

○「第3次沖縄県環境保全実施計画(素案)に対する意見募集について」

中を見ると、人と自然が共生する潤いのある地域づくりや地球環境の保全に貢献する社会づくりが掲げられており、地球温暖化対策への努力目標に達していないとか赤土の流出が心配だとか、妄想に近いようなことが書かれています。赤土流出を防ぎたいならばやんばるの森の伐採をいますぐやめ、温暖化対策をしたいのならば無駄に飛ぶ戦闘機をやめさせ、サンゴの保全に取り組むならばまず赤土規制をして砂採取禁止、埋め立て禁止だろうと思うのですが。

一方でアセス方法書の追加資料をアップしたり答申書をまとめたりしておいて、すぐ近くで美しい沖縄県にするための作文を書いている。環境政策課っておそろしい。県庁の一室におさまるレベルの人数しかいないはずなのに。

最後に審査会のご案内;
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平成19年度第15回沖縄県環境影響評価審査会
○日時:平成20年2月8日(金) 17時00分~20時00分
○場所:ぎのわんセミナーハウス(宜野湾市志真志4-24-7)
     TEL 098-898-4361
○議題
(1)普天間飛行場代替施設建設事業に係る環境影響評価方法書について
(2)その他
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それから岩国に関してもっと知りたい方はなごなぐさんのサイトをどうぞご覧ください。  

Posted by さめ at 02:19Comments(6)TrackBack(9)

2008年01月30日

大浦湾 巨大アオサンゴ群落の全体像

 ジュゴンの棲む大浦湾には、こんなに大きくてきれいなアオサンゴも棲んでいます。チリビシのアオサンゴ群落の形を初めてとらえ発表しました。これは速報概形なので、これから精度の高い調査をしていくことが必要です。

◇QAB: 大浦湾 巨大アオサンゴ群落の全体像

◇琉球新報<大浦湾のアオサンゴは50×30メートル>:

沖縄タイムズ<大浦湾サンゴ「白保に次ぐ大群落」>:

一言。白保のアオサンゴと大浦湾のは全く別物と言ったのにやはり比べているのが残念。白保のアオサンゴと大浦湾のアオサンゴは形状が全く異なるのでそれぞれに美しく比べられるものではないと言ったのに・・・。


アオサンゴ3D地図  

Posted by さめ at 14:53Comments(0)TrackBack(0)

2008年01月26日

うれしいことと悲しいこと

  年明け早々、うれしいことが3つほどありましたがそれを打ち消すような大事がいくつもありきちんとお礼申し上げていませんでした。関係者のみなさま、不義理ですみません。1つ目はまた1つ誕生日を大浦湾沿いの集落のすなふきんさんの家で迎えることができ、調査メンバーがその日を忘れずに祝ってくれたこと。2つ目は1/16の普天間移設環境アセスメント審査会において審査会の委員の先生達が学者の良心を見せてくれたこと。これは科学者への信頼というものを全面的に失いかけて心を閉じかけていた私にとって朗報でした。少なくともアセス審査会に頻繁に出席されていた委員の方々は科学者としても県民としても立派な方々で尊敬いたしますし、特にサンゴ分野のN先生作成の文章(答申書)には感銘を受けました。3つ目は今日、米国国防省相手に辺野古のジュゴンが勝訴したことです。

3つ目関連ニュースは下の通り。

◇QAB米ジュゴン裁判 国防総省の責任認める(明日はトップページが変わりますのでバックナンバーから探してください)

上記サイトより;
 沖縄のジュゴン保護を巡りアメリカで争われていた裁判で、裁判所は24日、当事者の国防総省に対し、基地建設がジュゴンに与える影響を回避・軽減するよう求める最終決定を出しました。日米の環境保護団体は名護市辺野古に建設される海上基地は天然記念物のジュゴンに著しい影響を与えるとして、2003年に国防総省などを相手に裁判を起こしました。
 およそ5年に渡る裁判でサンフランシスコ地裁が出した判決では、辺野古の基地建設に対する国防総省の責任を認め、絶滅の危機にあるジュゴンへの影響を回避、また減らすよう求める最終決定を出しました。
 原告の一人、ジュゴン監視団の東恩納琢磨さんは「すごく勇気づけられる判決だと思う。辺野古の海をジュゴンの保護区にしていく、それが国際世論だと思います」と語りました。サンフランシスコ地裁は国防総省に対し、ジュゴンに与える影響などを調査し90日以内に報告することを命じていて、今後の動向が注目されます。

◇OTV米連邦地裁 ジュゴンへの影響調査を命じる

 普天間基地の名護市辺野古沖への移設を反対する日米の環境団体が付近の海域に生息するジュゴンの保護を求めているアメリカでの裁判で連邦地裁は国防総省に対しジュゴンに与える影響を調査し報告するよう命じました。
 この裁判は県内のジュゴン保護基金委員会など日米の環境団体が起こしているものです。アメリカカリフォルニア州の連邦地裁は現地時間の24日国防総省に対し現在の計画はアメリカの文化財保護法に反するとしてジュゴンなどに与える影響を調査し、90日以内に原告に報告するよう命じました。ジュゴン保護基金委員会の東恩納琢磨(ひがしおんなたくま)事務局長は「これで高いハードルができた。沖縄以外の人にもジュゴン保護区についての考えを広めていきたい」と話しました。

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2008.1.25
ジュゴン裁判勝訴に関するWWFジャパンのコメント

  サンフランシスコの連邦裁判所で「ジュゴン勝訴!」の判決が下された.マリリン・H・パテル判事は,アメリカ合州国の国家歴史保存法(NHPA)に違反するとして,国防省が係わる辺野古・大浦湾での米軍施設(普天間飛行場代替施設)建設計画に関して,沖縄のジュゴンに対するどんな危害も回避するか代償措置をとることを命じたのである.
 この判決では,普天間飛行場代替施設の建設にアメリカ政府が強く関与し,日本の天然記念物であり,沖縄の文化的,伝承的な生物であるジュゴンへ悪影響をおよぼすことを認め,しかるべき措置を命じた点で画期的な判決であり,高く評価できる.
 この裁判をとおして,代替施設計画における軍用機の飛行経路や装弾場の設置,船舶用埠頭など,環境アセスメント方法書で日本政府・防衛省が隠蔽してきた事実が明らかになり,方法書を撤回すべきという環境団体や沖縄県民の世論が高まり,沖縄県環境アセスメント審査会や県知事意見が,やり直しを求める厳しいものになったのである.
 日米両政府はこの判決を重く受け止め,両政府が係わり,基地建設中止のオプションを含む科学的かつ適正な環境アセスメントを実施し,絶滅の危機にある沖縄のジュゴンとその生息域(サンゴ礁および海草藻場)への影響予測,評価を合理的に行い,軍事基地の工事,存在,供用における悪影響を避けるため,建設計画を中止する方向へと進むべきである.
 また,国際自然保護連合(IUCN)の勧告(2000年アンマン,2004年バンコク)を想起し,絶滅の危機にある沖縄のジュゴンとその生息地(およびノグチゲラ・ヤンバルクイナとその生息地)保護のための行動計画を策定し,実行するべきである.
 WWFジャパンは,ジュゴン裁判の原告,弁護団,裁判官,それに支援者の方々に心から敬意を表する.

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しかしながら手放しで安心できるわけではありません。沖縄はこんなニュースであふれかえっています。

1/11には沖縄から全てのビーチを奪う計画が発表されました。
関連記事:
「沖縄の海岸から白い砂が消える日!」
 「沖縄から全てのビーチがなくなります」、
それに対して問い合わせをしてもまともな返事は返ってきません。
沖縄のビーチ:ジュゴンと環境アセスを葬るのか

これも含めてアセス審査会が最終答申(http://www3.pref.okinawa.jp/site/contents/attach/14905/futennmadaitai-houhousho-toushin-houritsu.pdf )を出しているのに、それに対する知事意見は以下の通りです。
「書き直し」初明記/普天間アセス方法書 知事意見 有効性は否定せず/2月調査「早ければ間に合う」
そしてその知事意見すら日本政府には粗末に扱われています
ジュゴン調査 7カ月想定/知事意見反映されず

  相変わらず泡瀬干潟のサンゴは生き埋めにされている状態です

  一方で温暖化への取り組みだの国際サンゴ礁年への取り組みもやっているわけですから日本という国は訳がわからない。沖縄の砂浜全部を奪って軍事基地を建てて戦闘機を飛ばしたら、少々の温暖化への取り組みなど吹っ飛ぶことがわからないらしいです。油断のできない状態です。全てを忘れてふとんをかぶって目を閉じたていたくなるひどさです。今日のところはまた辺野古のサンゴのことでも夢見ながら寝ようと思います・・・。いつかゆっくり一日中寝ていられる日が来ることを祈りつつ・・

追記:ばるタンさんがとてもわかりやすくことの経緯を書かれています。「味噌orジュゴン」  

Posted by さめ at 01:38Comments(0)TrackBack(4)

2008年01月25日

大浦湾生き物マップ作り(1/19-20)終了!

チリビシのアオサンゴの大きさを測ってみました。詳細はリンク先をご覧ください。

ハタも活躍中です



  

Posted by さめ at 00:44Comments(0)TrackBack(2)

2008年01月15日

生き埋めにされる生き物たち 追記あり

  今年は国際サンゴ礁年。世界中でサンゴを守ろうとする気運が高まっているはず・・・。なのにここ沖縄県泡瀬干潟では人間の手でサンゴやサンゴ群集域に住む生き物たちが埋め立てられています。今日は泡瀬干潟のHM海域にて(=第2期工事海域)調査を行って来ましたが、隣接する第1期工事海域(2006年10月より埋め立て工事着手)から流れてくる土砂による影響を受けてかなりのサンゴが死んでいました。
 Coccoの歌にあるようにまさに「まだ青い空、まだ青い空。終わりを告げるような真白色。泣きたかろうに引き受けた夢。しゃらしゃらサンゴ、声も上げずに」という様子でした。


サンゴの様子1


サンゴの様子2


集合写真

  泡瀬干潟は沖縄島に珍しいほどに元気で美しいサンゴが生き残っている場所であり、ここに棲む生き物たちは多種多様で実にさまざまな顔を見せてくれます。その様子は泡瀬干潟を守る連絡会の小橋川共男さんの写真集にて紹介されています。ぜひご覧ください。

 そして、舞い込む辺野古海域のニュース。「ダンプ340万台分の県内海砂で埋立を計画 普天間代替・辺野古アセス」。shinakosanの力強いエントリー「沖縄からすべてのビーチがなくなります」 もぜひお読みください


 我が国が真面目に国際サンゴ礁年の活動や環境保護に取り組んでいるとは全く思えず、こんな美しい海を埋め立てるなんて気が狂っているとしか思えません。
  

Posted by さめ at 00:46Comments(0)TrackBack(1)